【資機材】チェーンソーの整備

今回は、救助工作車に積載されているチェーンソーの整備について説明します。

チェーンソー

チェーンソーとは、鎖の形をした刃を高速回転させることで木材を切ることができる機械です。

整備

チェーンソーを使用して、気を切断すると、木屑が隙間に入ります。それを放っておくと油が混ざった木屑が固まるなどしてチェーンソーの悪い影響を及ぼします。そのため、綺麗にする必要があります。

1.安全ロックが解除されているか確認する

画像1

チェーンソーには、キックバックにより操作者がけがをしないように、安全装置がついています。画像赤丸のレバーを手前(画像左側)にカチッというまで引けば、ロックが解除されます。このロックしたままにしてしますと、チェーンソーを分解するためにカバーを外して再度つけるときにつけれなくなってしまいます。

2.分解する

1.カバーの取り外し

画像2

画像2赤丸のナットを緩め、外します。取り外すと画像3のようになります。

画像3

そして、カバーを取り外します。

2.ガイドバーとチェーンの取り外し

カバーを外すと画像4のようになります。

画像4

画像4の赤い矢印の方向にガイドバーを押し込むことによってチェーンが緩み、チェーンとガイドバーを取り外すことができます。(画像5)

画像5

画像5はきれいですが、木を切ったあとだと、木屑が隙間に入っていたりするので、エアーコンプレッサーやブラシ、ウエス等を使ってきれいにします。

3.組み立てる

組み立ては分解をした方法を逆に行なっていきます。

1.ガイドバーとチェーンの取り付け

分解する前の状態に戻すだけです。ただ、刃の向きには気をつけなければなりません。

画像6

刃の形は画像6のようになっています。黄色の丸と黄色の四角に注目すると両方とも刃のような形をしています。木を切ることができるのは黄色の四角の左側です。黄色の丸はガイドの役割をになっています。よって、刃は赤い矢印のように回転しなければなりません

2.カバーの取り付け

カバーをを取り付けます。しかし、ここでナットは強く締め付けないでください。チェーンの調整ができなくなってしまいます

3.ガイドバーの調整、チェーンの締め付け

カバーを取り付けたら、ガイドバーの位置を調整してチェーンの張りの強さを調整します。

画像7

画像7の黄色のところをマイナスドドライバーなどで回せば、ガイドバーが動きチェーンの張りの強さが調整できます。張りの強さは、チェーンを引っ張ってみて、チェーンの下の三角の形をしたものの三角の頂点が見えるか見えないかくらいの強さです。

4.カバーナットの締め付け

最後に、カバーのナットを締め付けて、チェーンソーの組み立ては終わりです。ここで注意しなければならないのは、ナットを締め付けるときにガイドバーをしっかりと上に引き上げながら行うということです。ガイドバーとチェーンの重みで少し下がってしまうからです。(画像8)

画像8

まとめ

今回は、チェーンソーの分解、整備、組み立てについて説明しました。組み立て後は必ずエンジンをかけて、動作確認をしてください。

資機材はしっかりと取扱説明書を読んで、ただしく取り扱うことが大切です。資機材を大事に扱い、使用するときに正しく取り扱えるようにしましょう。

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