カラビナの磨き方
消防の資機材には、カラビナというものがあります。カラビナは、ロープで要救助者を救出場面等で使用される資機材です。今回は、その手入れの方法を紹介します。
救助大会ではカラビナが非常に要素ですので、整備の方法を知っておくといいと思います。
カラビナとは
写真のような資機材をカラビナといいます。
安全環と本体部分に別れています。
ロープと資機材の接続等に使用します。

必要なもの
カラビナは金属なので、磨く時に必要なものがあります。
- パーツクリーナー
- ウエス
- ナイロンブラシ
- 5-56

カラビナの磨き方
手順をまとまると次のようになります。
- 安全環を外す
- パーツクリーナーを吹きかける
- ブラシでこする
- パーツクリーナーを拭き取る
- 5-56を吹きかけ、拭き取る
- 安全環を取り付け、5-56をなじませる
では、詳しく説明していきます。
1. 安全環を外す
カラビナは安全環を回すことによって、本体部分と安全環に分離することができます。
分離すると、ネジ山が見えると思います。また、安全環の中を覗くと同様にねじ山が見えます。
そのねじ山をきれいにすることで安全環の回りがよくなります。

2. パーツクリーナを吹きかける
カラビナ本体のねじ山部分と安全環内部にパーツクリーナーを吹きかけます。


3.ブラシでこする
安全環の中のねじ山はペーパーで拭き取ることが難しいので、ナイロンブラシで擦って汚れをとります。

4.パーツクリーナーを拭き取る
カラビナ本体の溝と安全環の中をペーパーで一度拭き取ります。


5.「5-56」を吹きかけ、拭き取る
カラビナ本体のねじ山の部分に5-56を吹きかけます。そして、軽く拭き取ります。
ここで拭き取らないと、油分が多くすぎて、カラビナの周りが悪くなります。


6.「5-56」をなじませる
カラビナ本体に安全環を取り付け何回か回し、「5-56」をなじませます。このときに、周りが悪かった場合、「5-56」を足すか、拭き取るかしてください。
まとめ
今回は、カラビナの磨き方について紹介しました。
カラビナが回るのと回らないとでは、活動のしやすさが違ってきます。
資機材を大事に扱うことにもつながってくるので、ぜひ磨き方をマスターしてください。