消防のメリット・デメリット
消防士をやっていて感じたメリット、デメリットを紹介します。
たくさん感じたこともありますが、「とくにこれは!」と感じたことを挙げていきます。
- 消防士のメリット
- 休みが多く感じる
- 体を鍛えられる
- 公務員で安定している
- 消防士のデメリット
- 拘束時間が長い
- 人間関係のトラブルが多い
詳しく説明していきます。
消防士のメリット
メリット①休みが多く感じる
消防士の勤務形態には隔日勤務と日勤勤務があります。ほとんどの人が隔日勤務で2交代と3交代のいずれかで働いています。2交代は8日が1周期で以下のようになります。
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 | 8日目 |
勤務 | 非番 | 勤務 | 非番 | 勤務 | 非番 | 週休 | 週休 |
勤務の日は朝9:00から次の日の朝9:00まで働きます。勤務が終わるとその日は非番になり、家に帰ります。週休は完全に休みです。
消防の勤務は24時間で、普通の会社員でいう2日分働いたことになるので勤務の次の日はフリーになるということです。
メリット②体を鍛えられる
消防士は体が資源です。重装備で活動したり、長い距離ホースを伸ばしたりと体力が必要です。そのため、夜の自由時間等を利用して消防署の敷地内で体力トレーニングを行うことができます。
消防に入りたてのころは先輩に連れられて動けなくなるまで、運動を一緒にやることもあります(笑)
参考までに・・・消防は懸垂をとにかくたくさんやります。
メリット③公務員で安定している
消防士は公務員試験を受けて、地方公務員として採用されます。
給与水準はあまり高くはありませんが、毎月安定した給与と年2回の賞与が保証されています。
新型コロナウイルスで大幅な給与の減少等はありませんでした。
消防士のデメリット
デメリット①拘束時間が長い
消防士の勤務は朝の9時から次の日の朝の9時です。しかも、いつ災害があるか分らないので、消防署を離れることができません。24時間はちょっとした買い物にも行くことができません。
会社員の一日の仕事の時間は8時間くらいだと思います。残業が無ければ2日分働くのであれば、16時間拘束ということになります。
一方、消防士は1回の勤務は2日分に相当しますが、16時間以上必ず消防署に拘束されます。
よって、家で自由にリラックスして過ごす時間は少なくなります。
しかし、最近では仮眠室が個室になっている消防署も多くなり、プライベートな空間が全くないとまではいかないかもしれません。
デメリット②人間関係のトラブルが多い。
消防署で拘束される時間が多いと先ほど言いましたが、それはつまり、24時間職場の人と一緒に働いているということです。
食事、お風呂なども消防署で行います。共同生活をしている感覚です。
長い時間一緒にいるわけですから、人の嫌な部分も見えてきます。さらに、人間ですからさまざまな人がいて、馬が合わない人も必ずいます。
実際、人間関係がうまく行かず、異動が多くなるという職場もありました。
まとめ
今回は、消防士のメリット、デメリットを紹介しました。どんな仕事でもメリットデメリットはあります。
消防士を目指している人、興味のある人の参考になればと思います。