消防士に必要なのは運動能力だけ？消防士に必要な能力５選

2022年5月3日 2022年5月14日

andyeeee0710

消防士は、マッチョで、がたいがよくて運動できそうだなぁって思うひとが多いのではないでしょうか。じゃあ、消防士は運動だけできれば務まるのでしょうか。消防士の実際を説明します。

結論から言うと、運動能力だけあっても消防士は務まりません。もちろん、運動能力も必要ですが、消防士として必要な能力は他にもあります。

では、消防士に必要な能力を上げていきます

消防士に必要な能力

運動能力

みなさんのイメージ通り運動能力はかかせまん。火事を消すために、ホースを素早く伸ばしたり、熱い火の中に入ったり体力が必要になります。また、救助現場では重い資機材を持ったり、人を持ち上げたりと強い力も必要となります。さらに災害現場は、長時間続くことが多いので、強度の強い運動を長時間続ける持久力も必要になります。

おまけですが、災害が発生しなくても消防士同士で運動するときがあります。そんなときは、運動できたほうが自分が楽できます。運動があまりできずに先輩に遅れをとることがあると、先輩にもっとできるだろとプレッシャーをかけられることがあります。しかし、もし自分が一番運動できたならば、だれにも文句を言われることはありません。

学んだことを自分のものにする力

消防士は消防士になりたてのときは何もしらないわけですから、そのときが一番学ぶ機会が多く、学ぶことも多いです。最初なので、先輩はしっかり指導してくれ、質問したらだいたいのことは教えてくれます。

ここで、大事なことはしっかり学んだことを自分の力、知識にすることです。その日のうちに学んだことはその日のうちに復習し、また何日後にも復習を行う。勉強のように学んで復習して復習してを繰り返さなければなりません。

みなさんは教えたことをしっかり覚えてくる後輩と、何度教えても学びがない後輩どっちがいいですか？好感が持てるのは、前者だと思います。そのため、教えられたことを再度聞かれたら答えられるようにしておくことが大切です。そうすることで、先輩から教えがいのある後輩だと思われ好かれる可能性が高くなります。

予測して行動する力

災害現場では、隊員はそれぞれ役割があり、めまぐるしく変わる状況にそれぞれが対応しなければなりません。小隊長が災害対応の組立を行い、それに応じて隊員は対応していきます。小隊長が立てた計画を聞けば、なにをするかはだいたい理解できると思います。そこで、その対応で使用する資機材等を考えて用意しなければなりません。ここで、次なにをするかを予測して行動しなければ、用意することができません。

消防の仕事は、同僚みなで一つの仕事をやり遂げることが多いです。そこで、予測して自分ができること、やるべきことを考えなけらば、指示待ちの人間になってしまい、仕事が遅いとレッテルを貼られてしまうかもしれません。

気遣い、人を思いやる力

消防は、２４時間勤務で、一日中同僚と生活します。洗濯、食事といった仕事と関係ないことも一緒に行います。よって、仕事が円滑に進むかどうかは、人間関係にあるといっても過言ではありません。ほんのささいなことでも気づくだけで周りの評価が変わってきます。

人間関係は災害現場でも大切な要素です。隊員の能力によって、任せられることは変わってくるし、その隊員にあった活動も変わってきます。日ごろからコミュニケーションをとり、良い人間関係を保っておくことで、スムーズな現場活動ができるのです。

全体を把握する力

災害現場では、多くの隊が対応し、多くの人が存在しています。自分の行動が他の隊員を危険にさらしてしますこともあります。例えば火災現場であると、建物は入って活動する隊があるとき外から放水してしまうと中に入った人は危険になります。目の前の活動に集中するのではなく、他の隊の行動、今全体としてはどんな方針を示しているのかを冷静に把握しなければなりません。

これは、火災現場だけではありません。消防の業務は多種多様です。他の人がやっている業務が自分たちの所属するコミュニティで最も優先する事項で協力しなければならないときもあります。また、他の人が災害出動してしまったときに、他の人に変わって対応しなければならないかもしれません。これらの理由より全体のことを把握することが大事になってきます。